アレクサンドル・ソクーロフ『ロストロボーヴィチ 人生の祭典』(2006)@シアターイメージフォーラム

ソクーロフの映画はほとんど観たことがない。だから、彼の過去の作品と今回のドキュメンタリーとの関係性を列挙することは出来ない。しかし、映画「芸術」家ソクーロフが、天才チェリストの人生をドキュメントしたこの映画には「芸術」に対する意見が、単に天才チェリスト個人の意見以上の意見として伝わってくる。それにしても最後のチェリストの台詞を僕のような非凡な人間はどのように受け止めればいいのだろうか・・・?(田村)