ミシェル・ゴンドリー『恋愛睡眠のすすめ』(2005)@シネマライズ

別に特別ゴンドリー監督に思いいれがあるわけではないのだが、時間の都合で公開初日に観た。初日ということもあり、まわりには明らかにガエル・ガルシア・ベルナルのファンである女性ばかりで少々居心地が悪かった。そんな環境で観たというわけではないが、あまり楽しめなかった。ゴンドリー監督の十八番のPV的な映像で構成された夢のシーンは確かに魅力的ではあるし、ベルナルもダメ男を好演してはいるのだが、これを映画として見せられるとどうしても違和感が残る。僕にはゴンドリーの妄想もベルナルの妄想も受け入れられない。そんな事を考えて観ていたら10分間ほど本当に夢の中に入っていってしまった・・・。(田村)