シルヴェスター・スタローン『ロッキー・ザ・ファイナル』(2007)@ワーナマイカルシネマズみなとみらい

日曜洋画劇場でスタローン、シュワルツネッガー、ヴァンダム、セガール、ジャッキーなどのアクション作品をおおいに楽しんだ過去を持つ僕には、彼らの映画はどんなにひどくても擁護したくなってくる。と、言ってみたもののこのロッキー6は思いのほか悪い出来ではなく(失礼)、後半の試合のシーンでは思わず涙してしまったほどだ。しかし、この映画、あまりに過去に囚われ過ぎている気がする。映画の中のロッキーは確かに熱い男なのだが(そしてスタローン自身もそうなのだろう)、本当に熱くならなければならいのは彼らの息子たちだ。
※余談だが、先日僕が投稿した『ロストロポーヴィチ〜』の主人公、ロシアの音楽家ムスティスラフ・ロストロポーヴィチが亡くなったそうだ。彼のことなどあの映画の中でしかし知らない無知な僕ではあるが、ご冥福をお祈りします。(田村)